
東日本大震災の時の障害者の死亡率は、そうでない方の2倍だった。熊本地震の際に、障害の異なる当事者らにインタビューをした際には、避難行動や求められる支援はそれぞれ異なっていた。情報へのアクセスが困難な方、移動が難しい方、コミュニケーションに困難を抱える方等、障害という言葉の一括りでは語れない多様性があった。現在、各地域において地域防災計画や地区防災計画の策定が進んでいる。その中で、避難行動支援者名簿とともに、個別支援計画も徐々に進められつつある。災害時における問題は平時のそれが反映されると言われているが、そもそも障害者やその家族の日常は、健常者の非日常でもある。「共災の論理」の中で、著者高橋は災害対策について日常的に気に掛ける「ケア」との類似性を指摘している。街づくりにおけるユニバーサルデザイン、日常的な介護や育児支援のシステム等、防災については保健や医療、福祉の関係者らとの協働のもと、単に災害時に限らないマルチステージにおける防災対策が実効性という点で有効ではないだろうか。本講演では、日常的にも「危機」を抱えやすい当事者側の視点にたって、平時から求められる支援について検討する。
重度肢体不自由児のコミュニケーション支援
https://www.facebook.com/com.shien
熊本保健科学大学 防災・減災教育支援室
https://www.facebook.com/tiikilabo
「来場事前登録」がお済みでない方は、先に「来場事前登録」をお済ませください。